マイクロチップ登録の毛色一覧にも載せてもらえないサビネコです。

雑巾猫とかブサイクとか、散々な言われようで、残り福になる子が多いです。
一方で、三毛猫は人気があります。

美人猫、看板猫の代名詞ですね。
サビネコは、白い部分がないだけで三毛猫と同じ美人猫なんですよ。
サビネコと三毛猫が女の子だけな理由
三毛猫にオスがいないのは有名ですね。
三毛猫の毛色を作るのには
- 毛色を茶色にする遺伝子
- 毛色を黒色にする遺伝子
この両方が必要です。
この遺伝子はどちらもX染色体上にあるので、茶色と黒と両方の色が出るにはX染色体が2本必要=XXとなります。
なので、茶色と黒の2色がある猫=三毛猫とサビ猫は基本的にメスしかいないのです。
白い毛の秘密
三毛猫や茶白、キジ白猫は、お腹や足先など身体の下の方に白い毛があります。
背中が白くてお腹が色付きの猫はいません。
これは、母猫のお腹のなかで皮膚ができる時に、頭・背中・尻尾から先に出来るからなのです。
作られている途中で、色素を作る細胞(メラノサイト)が働くなくなるようで、メラノサイトの働きがストップした後に出来た皮膚は色が抜けて白くなってしまいます。
最後までメラノサイトが働いたら、全身に色が付いたネコが出来上がるそうです。

サビ猫は白い部分がない三毛猫なのかな?
ネコの毛色を作る遺伝子はわかっているだけで20種類以上あって、白い斑を作る遺伝子もあるようです。
ミケやサビに同じ柄の子がいないのは、「エピジェネティクス」なんて難しい話があるようで、なかなかにネコの毛色は奥が深いですね。
これは優勢遺伝子なので、白の遺伝子があると全身が白い猫になります。
サビ猫は英語ではべっ甲ネコ
サビ猫は英語で tortoiseshell cat といいます。
べっ甲ネコです。
雑巾猫なんて失礼な言い方とは大違いです。
確かに、サビ猫の柄はべっ甲のように茶と黒が混ざり合うキレイな柄ですよね。

言われてみると、確かにべっ甲柄ですね。
サビ猫は賢くて愛情深い
日本ではイマイチ不人気なサビ猫ですが、一緒に暮らすとハマりますよ。
サビ猫は、とにかく賢いです。
静かで奥ゆかしく、人懐こい、可愛い子が多いです。
大きな茶トラのぽわ~んとした男の子も可愛いですが、サビ猫の可愛さもまた格別です。

ネコを迎えるなら、ぜひサビ猫を候補に入れてくださいね。
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